阪神・淡路大震災や東日本大震災等において、谷や沢を埋めた造成宅地又は傾斜地盤上に腹付けした大規模な造成宅地において、盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動（滑動崩落）が生じ、造成宅地における崖崩れ又は土砂の流出による被害が発生しました。
　このため、都道府県や市町村では、地震時等に滑動崩落の可能性がある大規模盛土造成地について調査を行うとともに、抽出された盛土造成地について「大規模盛土造成地マップ」として公表を進めています。

○大規模盛土造成地とは

　盛土造成地のうち以下の要件に該当するものを「大規模盛土造成地」と呼びます。

※国土交通省ホームページから引用

○滑動崩落とは

　地震力及び盛土の自重による盛土の滑り出す力がその滑り面に対する最大摩擦抵抗力その他の抵抗力を上回り、盛土の地滑り的変動が生じることを「滑動崩落」と呼びます。
　滑動崩落は滑り面の位置によって以下の３つの形態に分類されます。

※国土交通省ホームページから引用

○西桂町における大規模盛土造成地の調査結果について

　西桂町の大規模盛土造成地につきまして、国土交通省が定める「大規模盛土造成地の変動予測ガイドライン」をもとに調査した結果、現時点の確認できる資料では、町内には大規模盛土造成地が存在しないことがわかりました。
　そのため、本町では大規模盛土造成マップを作成しておりません。
　西桂町内の大規模盛土造成地に関する情報をお持ちの方は西桂町役場建設水道課までお願いいたします。