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2020年5月7日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
三ツ峠 ルートマップ
三ツ峠までの登山ルートをご案内

三ツ峠は、スケールの大きな眺望がハイカーを魅了する、ハイキングのメッカです

三ツ峠の風景画像

 三ツ峠とは、開運山、御巣鷹山、木無山の3つの頂きの総称と多くの案内では言われておりますが、上記写真、開運山の特徴的な三つの峰を指して、『三ッ峠山』(みつとうげやま)と三ツ峠登山道西桂口の周辺地域では言われることが多く、三ッ峠山の標高は1,785.2mです。 三ッ峠山の南側壁面の 屏風岩(びょうぶいわ)はロッククライミングのゲレンデとしても有名です。
 三ッ峠山は今日ではハイカーに愛される山でありますが、明治以前は修行者の山とされ、奈良時代に修行の祖、 役の行者小角(えんのぎょうじゃおずね)によって開山されました。その後、三ッ峠山仏教信仰の近世の開祖、 空胎上人(くうたいしょうにん)が天保3年(1832年)に入山、信仰を広めた霊山である三ッ峠山は、当時は『神鈴峯』(みすずみね)と呼ばれ、 コースの随所に往時を偲ばせる史跡が残っております。三ツ峠登山道西桂口は、信仰の道をたどるコースでもあります。(三ッ峠山の信仰と民俗:西桂町教育委員会発行)

山頂までの所要時間(あくまでも標準的なもので、休憩時間は含まれていません)

三ツ峠駅から三ツ峠山頂まで、約3時間45分程度。

西桂町ガイドマップ(クリックしてください)

ガイドマップの画像

ガイドマップに登山道の詳細な地図が掲載されています。

1.三つ峠駅より

三ツ峠駅の外観

(写真:三つ峠駅前)
 富士急行線の三つ峠駅で下車していただき、コースを示す誘導標に従い、下暮地(しもぐれち)の集落を抜けると 20分程度で町設民営の三ッ峠グリーンセンターに至ります。

三ッ峠グリーンセンターまで

三ッ峠グリーンセンター

(写真:すこやか交流館アーク内ボルダリング施設)
 三ッ峠グリーンセンターには、宿泊施設、休憩室、食堂、鉱泉による浴場がありますので、下山の際にはお立ち寄りください。また、すこやか交流館アークを併設しており、ボルダリング、スポーツジムが整備されておりますので、登山者、クライマーの皆さん、基礎体力向上を目指しましょう。

2.三ッ峠グリーンセンターより

神鈴の滝遊歩道の写真

(写真:神鈴の滝遊歩道、写真をクリックしてください。神鈴の滝です)
 車両通行可能な登山道を登っていきますと木立の向こうには特徴的な三つの峰がある山容が見えてきます。登山道を進んでいくと左側を流れる『枝杓流川』(しゃくながれがわ)を含めた 三ッ峠さくら公園 、さらに進むと 神鈴の滝遊歩道(しんれいのたきゆうほどう) 入口に至ります。
 ここから、柄杓流川沿いの遊歩道に入っていきますと滝壺で川遊びを楽しむことができます。

達磨石まで

達磨石の写真

(写真:達磨石、写真をクリックしてください。憩の森公衆用トイレです)
 遊歩道をさらに登っていきますと再び登山道に合流し、森林浴が楽しめる赤松林の 憩の森公園 に至ります。山頂までトイレがありませんので、憩の森公園に設置されています公衆用トイレのご利用をお勧めします。
 三ッ峠グリーンセンターから50分程度で 達磨石(だるまいし)に到着します。車両はここが終点で、5台ほどの駐車スペースがあります。

3.達磨石より

股のぞきの写真

(写真:股のぞき、写真をクリックしてください。股のぞきの富士です)
 達磨石 を過ぎるとコースは歩行用に整備された登山道になります。 赤松が多く目立ち、木漏れ日が差し込み、小鳥のさえずりが足取りを軽くしてくれます。
 ジグザグ道を進みますとベンチがありますので一休み、その先、ジグザグに登っていきますと大きく視界がひらけ、富
士山が綺麗に望めるポイント 股のぞき に達磨石から30分程度で到着します。ベンチもあるので 一息つきましょう。

馬返し まで

馬返しの写真

(写真:馬返しからの富士山)
 股のぞき から15分程度で 馬返し 。ここからも富士山が綺麗に眺められます。
 かつては馬が登ったとされる三ッ峠山、その馬も 馬返し まで、ここから登山道は急になり石や段差が多くなります。ここが頑張りどころです。ベンチがありますので急斜面にトライする前に休憩しましょう。

4.馬返し より

愛染明王塔の写真

(写真:愛染明王塔、写真をクリックしてください。不二石です)
 馬返し から25分ほど尾根道を進むと広場があり、コース左側の奥に老木を背に 愛染明王(あいぜんみょうおう)の石塔があります。 風知草がサラサラそよぎ、かわいい山野草の花々が、ハイカーを楽しませてくれます。ベンチはありませんが一息入れて、頑張りどころの後半に備えてください。

八十八大師 まで

八十八大師の写真

(写真:八十八大師、写真をクリックしてください。石像の顔写真です)
 愛染明王塔 から15分ほど進むとコースに立ちはだかるような巨石が 不二石(ふじいし)です。さらに10分ほど頑張りますと、コースのハイライト、 八十八大師(はちじゅうはちたいし)に到着。 古人(いにしえびと)の信仰心を感じずにはいられない石地蔵群。多くの石像の顔がすべて異なり、風雪に耐えた表情は趣深いと言えます。

5.八十八大師 より

神鈴権現社の祠の写真

(写真:神鈴権現社の祠、写真をクリックしてください。一字一石供養塔です)
 もう 山頂 もわずかです。急こう配な尾根道が終わり登山道は山腹コースとなりますが、景色に気を取られると危険です。足元にはぜひ注意してください。
 親不知の碑(おやしらずのひ)は、大きな自然石に南無阿弥陀仏などの文字があり、 三ツ峠四世修善が登山者の安全を祈願して刻んだものです。仰ぎ見ると、大きなコブのような 山頂 が現れ、山腹のコースは深い谷を回り込みます。 一字一石供養塔、反対側の林の奥には、 神鈴権現社(みすずごんげんしゃ)の 祠があります。
 登山道はロッククライミングのメッカ、 屏風岩 の下を通っていきます。多数のクライマーがチャレンジし、大きなかけ声が響いています。

山頂 まで

三ツ峠山頂の写真

(写真:三ツ峠山頂、写真をクリックしてください。四季楽園裏側の公衆用トイレです)
 屏風岩を過ぎると分岐がありますので、左側三ツ峠山荘、右側四季楽園に至ります。最後の急階段を登ると宿泊も可能な山荘に八十八大師から45分程度で到着。他の登山口のハイカーやカメラマンと合流し、広場は人でにぎわっています。
 四季楽園裏側には公衆用トイレが整備されています。三ッ峠山荘から四季楽園を経由して三ッ峠山頂まではおよそ15分、最後の頑張りです。山頂 で雄大な富士山を眺めながら、南アルプス連峰、奥秩父連峰など雄大なロケーションを方位盤で確認する楽しみがあります。

ロッククライミング

ロッククライミングの写真

山頂の様子

山頂の写真

屏風岩

屏風岩の写真

西桂町からの三ッ峠山

西桂町から見た、三ツ峠山の写真

山頂からの富士山

富士山の写真

山頂の様子

三ツ峠山頂の写真

富士山全景

三ツ峠山頂から見た富士山の写真
本文終わり
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